枯渇する魔力

シェリス

クリスマスツリーに飾る物品をそろえている時に
落ちかける荷物を支えてくださった方。
彼女とはかなり長い間話しておりましたが、
どうやら嘘をつくのは苦手なよう。
偽りの笑顔と誤魔化しは逆に興味を引き寄せられて

強引に話をさせました――

魔術師の親を持っているようですが、
叔父が死んだときから真名の忘却と魔力をなくしてしまわれたようです。
いえ、なくしたとは御幣がありますね。
薬と護符の力によって魔力をあげていると言った方が合っているかな。
魔力が尽きてしまうと命が消える。。。
そういうタイプの魔術師がいるとは聞いたことがありますが、
実際に出会うのは初めてですね。
僕の場合は魔力が無くなっても死ぬことがありませんからね。
。。。。まあ別の意味で死んでしまうかもしれませんが。

魔力が尽きるか―　薬で体を壊すか―
死にたくは無いと口にしておりましたが、自分の中に魔力を増やしたくない、
生きる分だけで良いとか。。。ふぅ、なんてエゴが強い方なのでしょう。
心配してくれる両親、頑張れば命が助かるかもしれない可能性、
類まれなる才能――皮肉なものですね。無い者の方が価値が見えるのは。。。

いえ真名に関しては僕は持っているんでしたね。
。。。。。。。。。。。真名か。

もしシェリスさんに助かりたい覚悟が見つかれば。。。
その時はお助けしましょう――
認めたくは無いですけど魔術師として

―
本当にお疲れ様でした！！なんて長かったんだろう。
そしてジャンピング土下座しておくよ（…）
言いたいことがあったのに表せない力量不足を許して。
歌い手と似ているところがありますよねシェリスさんは。
だけど――歌い手よりもずっと素直だと思う。

私使っていて思うんだよね。
人のことを尋ねてばかりいるのに
自分のことに関しては情報を与えない歌い手の話し方。
そもそも自分が魔術使えることをシェリスに最後まで教えなかったよ。
親しい人にだって断片的にしか教えていなかったり、
教えていても記憶を飛ばしたりしましたからね（ふふ…）

生きたいと願うけど抗う気力までは、持ち合わせず行動を起こさないシェリス、
世界を知りたいから生きようとするけど、約束の為に自らの命を捧げるアライア

銀鍵だとこういうんだろうね「愚かな行為」だと（笑）
シェリスがミリッサと絡まなくて良かったかもしれない。
そんなことをいわれたらあの子切れるよ確実に。
。。。。。。。。。。。。。。殺し愛になるかｍ（…）
長時間のお付き合いありがとうございました。
今度は歌い手が温厚な時に出会いたいものですね（笑）