ロティ

私の呟きを聞いていた男の子。
ただ少年の外見にしてはとっても落ち着きのある子。
ロティさん自身の話は聞けませんでしたが、
笑うとそれなりに可愛い子供なのに…。
でも色んな胸の内をいえたのでスッキリはしました。
ありがとうございますロティさん。

殺したい相手

ヴァンプールさんを探している中、
私の過去の汚点と出会ってしまいました。
”今”の私を苦しめる原因となる男…。
怪我を忘れてつい短刀をシェンさんのお腹に刺しちゃいました。
自身の行動に驚きですが、きっと私は嫌いなんですよ。
知り合いにみられたら驚いてしまいますよね。
この服お気に入りだったのに。
また新しく買いなおさないといけないじゃないですか。
シェンさんの血のついた服は捨てないと…。

…それにしてもどうして涙がこぼれるのでしょうか。
泣く要素の欠片など一つも存在していないのに…。

多くの仲間

ヴァンプールさんの事で苛立って八つ当たりをしている最中に
ジジさんとデュオさんと出会いました。
お二人とも私が魔物化の呪いにかかっている時に
出会っていましてデュオさんは私の素顔をみていました。
まさか戻っているとは思わずに驚きの声をあげていましたけどね。

そしてフィズさん、犬の形をした獣人が私に話しかけてくださりました。
ジジさんとフィズさん。二人は開いてしまった傷を癒してくれて、
デュオさんはヴァンプールさんを見つけたら連絡して下さるとまで言って
下さりました。私はそれが嬉しくてつい微笑んでしまう。

それにしてもジジさんとデュオさん…。
いえ、デュオさんと言った方が良いですね。
もしかしてあの人ジジさんの事が…。
私の予想が当たっていたら、お祝いしてあげないと。

フィズさんから無理はしないように言われました。
ただ何ででしょうか。
『無理をしたら壊れてしまう』
みたいなアドバイスを以前どこかで頂いたような気がするのですが…。
きっと気のせいですよね。

断髪の原因３

『ならば過去の貴方など捨てれば良いじゃないですか。
こんなもの（メモ）を持っているから貴方は過去に縛られる』

―シェンさんも、マシィさんも・・・皆、今の自分を見てくれない。

『そんな方々なんてどうでも良いじゃないですか。
新しい出会いを求めましょう？』

―新しい出会い、新しい私

オクテスとミリッサの会話です。
この後メモ帳を海に投げ捨ててしまって、
今のブラック・ミリッサの光臨です。
ただ仲間と認めたりした方には優しいです。
あとお世話になったり恩人など…。
敵と認めた方には容赦しなくなるだけで…。

デュオ

幾つもの名前を持った方。
正体は盗賊だったりするのですが…
私に実害が未だにないので気にしたことがありません。
（むしろ勝手に人の駱駝を奪ったりしたのは私なので）
模造品を作る為に紙が欲しがっていたので…
マシィさんを紹介しておきましたが。
果たして上手くいくのかはデュオさんの手にかかっているので、
まあひそやかにエールのみを送っておきましょう。


最近、魔術師の魔力を奪い取る方がいると噂があったのですが、
…まさか犯人がデュオさんだったとは思いもしませんでした。
なぜか盗賊側の勧誘を声掛けられたりしましたが…
だ、だから皆さんどうして私を犯罪者の道に仕立て上げようと…
デュオさんは小さな子供。
どうしてあそこまで頑なに心を閉ざしているのか知らないけど、
貴方の姿をみて痛々しく感じたのは本当。
けれど魔力を取られたら…死んでしまう方だって居ますからね。
あの人がデュオさんと再会を果たす前に何とかしないと。

―
お相手ありがとうございました。
はい、デュオさんの魔力吸い取りはＲＯＭしておりました。
なので…ミリッサは狙われると、想像しておりましたので、
…魔力を吸い取られても大丈夫な方法を練っていました。
シルルさんが居なければ…きっと、ミリッサはデュオさんを
ためらいもなく刺していたので…
互いに痛み分けになっていたかもしれませんね。